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もぐら通信 vol.8
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つい先日、鹿児島のお客様へ訪問してきた時のことです。
各店舗の店長が各自店舗の売上状況の報告し、
来期の数字を発表するという節目の会議でした。
殆どの店舗で、数字は縮小傾向にありました。
理由は、規制緩和で異業種も参入し、競合が増え、
その影響を予測しての事でした。
その様子から、この会社の社長さんはこう言いました。
「みんな、心に壁を作っていないか。」と。
競合他社の増加、人気商品の在庫問題、従業員数の不足・・・etc。
それらは確かに売上に影響を及ぼす要因といえるでしょう。
しかし、外的要因のあおりをそのまま受け、売上低下を
甘受して良いのか。
そして、その様々な課題、困難になぜ立ち向かおうとしないのか。
この縮小された数字の最も主たる原因は、
実はそうした困難に立ち向かおうとしない店長各自身の心に
あると示唆したのです。
もちろん、厳しい環境下であることは重々承知でした。これまでも、
そしてこれからもそうした状況は何度となく訪れることでしょう。
それを克服し、打破することが売上を上げることでしかない事を
もう一度考えて欲しかったのです。
そんな中、新規ビジネスの責任者を任された27歳のYさんは、
年間6千台の新規開拓という大きな目標を、どうしたら達成出来るか
苦心していまいた。
各店舗での販売数量を決め、今回の会議でも進捗状況を確認していましたが、
一向に期待出来る状況ではありませんでした。
今後の見通しについて見解を求めても、店長の歯切れの悪い回答と、
希薄な態度から焦りと苛立ちを感じずにはいられませんでした。
社長は独自の販売ルートを活用したこの新規ビジネスに将来を
賭けていました。
どうしても年間6千台を達成したい。その気持ちに変わりはありません。
私達はその状況を見て、まず今日出来る事から始めてみる事をさりげなく、
Yさんにお伝えしました。
店舗での売り場環境はどうか。店長始め、その他配送スタッフへの
働きかけはどうか、また、本部の役割として準備すべき事は何か、
一緒に考え行動し始めました。
そして、自らこの6千台という数字が難しいという発想ではなく、
6千台を達成する為に何が必要かという考えに切り替えていったのです。
するとどうでしょう。
それこそこの6千台という数字を自らが達成するとイメージしていなければ決して
達成出来ないという事に、彼は気付き始めたのです。
目標を達成するために、あらゆる可能性を確認し、知恵を絞り、自らが中心となって
活動する事。そして活動を進める中で、日々修正し、改善していく事。
そして、達成の為に、自らが率先して中心となって活動していくと決意する事。
それ以外にないのです。
翌日、彼は前日から続いていた経営会議の場で、「今年の12月25日迄に6千台の
契約を達成します。達成のために皆さん是非、協力をお願いします。
そして僕をどんどん活用してください。お願いします。」と深々と頭を下げたのです。
そう言い切った彼の表情に、曇りはありませんでした。
すると会議に参加していたメンバーの誰からともなく、拍手が沸き起こりました。
私達が帰る時、鹿児島空港まで彼が車で送ってくれました。
「昨日は何時頃、帰宅されたのですか。」と聞くと、「そうですね、
4時ごろでしたかね。」と。
「どうして4時まで。」
「いやー、あれからいろいろとお聞きしたことを自分なりにまとめていて、
気付いたその位になっていました。」
「今日は早く帰れそうですか。」
「ええ、昨日よりは早く帰ろうと思います。ま、2時頃には・・・。」
「2時ですか。」
「はい、また今日少しイメージが湧いてきたので、それだけやってから帰ろうと思います。」
今の彼の心に壁はありません。
経営会議での拍手は、彼の心からの決意に周囲が動かされたのです。
大きな目標への第一歩は、自ら決意する事でしか始まらないのです。
−end −
※レポート部分のみを抜粋して掲載しております
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