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もぐら通信 vol.22 2005.05.20
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〜 目の前に起こる出来事が最良の教材 〜
おかげ様で、弊社では年間20回を越える講演やセミナーを行なうよ
うになりました。講演会では主に弊社の顧客管理手法の基本的な考え方
をお伝えし、セミナーではその実践的なノウハウをお伝えしております。
このセミナーですが、より実践に近い形で行ないたいと考え、出来る
だけ少人数で行なっております。毎回、受講者は15〜20名程度です。
実は、このセミナーを行なっていて常々感じていることがありました。
どのようなことかと申しますと、講演会に参加頂くと、「これなら出
来る!」
とその時は思うらしいですが、会場を出て、一晩寝て起きると昨日の想
いはどこへやら、なかなか実践までたどり着かないという方が多いこと
です。
これは、私も経験があります。その時はなんか出来る気がして、半ば
出来たような感覚にもなるのですが、実際はなかな出来るものでもあり
ません。講演会とはそのようなものだといってしまえばそれまでです。
しかし、実践できる内容を提供できるようにしたいと思い、冒頭でお話し
ました通り、限られた人数で実践レベルに沿ったセミナーを開催するよう
になりました。
このセミナーは講演会とは違い、殆どマンツーマンに近い形になります。
参加者の仕事の状況やお客様の状況に合わせて、受講者それぞれのオリジ
ナルな顧客管理方法を作っていきます。大概、セミナー終了直後は、
「十分理解しました。これでやっていけます。頑張ります。」
という言葉をもらいますが、また次の回で、進捗状況を伺うと、
「いやー、なかなか進んでいないんですよ。」
と言われることが殆どなのです。
もちろん、私の伝え方に問題があるのかも知れません。それには毎回
毎回、改善を加えているつもりですが、この現象は一向に改善されませ
ん。だからといって受講者の全員がこうではないのです。具体的に言い
ますと、15人の参加者の内、2人くらいはセミナーでの内容を実践さ
れ、続けている方がいます。
ついこの間の会でも、生命保険会社に勤務するTさん(40歳・男性)
は、このセミナーを受けて、実践し、新規で2件、既存で2件の契約を
頂いたそうです。
実はこのTさんとはちょっとした手違いがありまして、セミナーを通
常より多く受講して頂いております。どういうことかと言いますと、最
初はA主催の講演会に参加して頂いたのですが、私はこのTさんが参加
された講演会をB主催の講演会と勘違いしてしまい、B主催者で行なわ
れるセミナーの案内をしてしまったのです。
Tさんが出席した講演会側からもセミナーを案内されていましたので、
まず、TさんはこのA主催者のセミナーに参加しました。ところが、私
からB主催者のセミナーを案内されたので、そちらにも参加することに
したのです。
しかし、主催者は違いますが、内容は同じです。これは、しまったと
思い、私から直接、どちらかのセミナーのみで良い旨をお伝えし、自分
の手違いについてお詫びしました。ところが、Tさんは、
「いいえ、両方参加します。勉強になりますから。」
と言って、どちらも参加することにして下さいました。
このような事がきっかけで、Tさんは自らの生命保険の営業において、
この顧客管理手法を導入することになったのですが、重複して受講して
いることが功を奏したのか、先ほどのような結果につながったのです。
私は、これまでのセミナーを振り返って、考えてみました。
「Tさんの結果は、2倍受講しているということが結果につながった理
由だろうか?いいえ、そうではないよな、もちろん、多少は影響してい
るとしても。」
では、成功の秘訣は何なのでしょうか。
これまで受講していただいた方の顔を思い浮かべ、冷静に、もう一度
考えて見ました。継続して実践し、成功している人の共通項を探ると、
2つの事が浮かび上がってきました。
まず、1つ目は、本当に困っている人。2つ目は、素直に言われたこ
とをあまり概念を持たずに取り掛かる人。
成功している人の仕事の内容や取り巻く環境は様々でした。けれども
本当に困っていて、何とかしなければという危機感に迫られていた人は、
藁にもすがる思いでこれを一生懸命行なっていました。
また、「これで本当に上手くいくのかな?」とか、「こういう場合は
上手くいかないんじゃないのかな?」などとあれやこれや思案して、結
局手につかない人は、継続できていませんでした。これとは逆で、「と
にかくやってみよう」という方は、案外、上手くいっている場合が多か
ったのです。
Tさんは、もちろんこの2つの要素があったと思いますが、本当に困
っているかどうかは、そこまで自分を追い込めているかどうかであり、
素直さは、人の意見にも耳を傾け、まずはやってみるという行動の素早
さではないでしょうか。
成功の秘訣とは、誰からか教わるものでもなく、自らの中にあるもの
ではないかと、近頃、感じています。
−end −
※レポート部分のみを抜粋して掲載しております
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