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もぐら通信 vol.23 2005.06.20
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〜 目の前に起こる出来事が最良の教材 〜
この間、私の家族の間で面白い偶然がありました。
息子が修学旅行で日光へ行ってきた写真を見ていた時のことでし
た。友達とふざけている写真や風景の中に、なぜか郵便ポストが写
っている写真がありました。それはたまたま写っていたのではなく、
明らかにポストを撮影していた写真でした。
実は、私も、この赤い郵便ポストを撮影することが各地へ訪れた
際のお決まりになりつつありまして、北は北海道、南は沖縄のポス
トを写真に収めています。ポスト愛好家な訳でも、郵便コレクター
でもないのですが、赤い郵便ポストは私にとって、写真に収めたく
なるほど、大事な存在なのです。それを知ってか知らぬか、息子も
同じようなことをしていることに、軽い驚きと面白さを感じました
。息子が撮影したポストは、昔、私がまだ学生だった頃に使われて
いた古いタイプの円筒型のポストでした。四角いポストが身近な息
子にとっては、珍しかっただけかもしれません。
それは、ともかくとして、なぜ、郵便ポストが大事な存在かと言
いますと、これは、私と直接会われたことがある方は、なるほどと
思われるかもしれませんが、私は、必ず初めてお会いした方には、
はがきを送ることにしているのです。
では、なぜ、はがきをそれほど書くのかといいますと、人との出
会いがなければ何も始まりません。自分一人の力で出来る範囲とは
限られています。ですから、仕事をしていく上で、人生を生きて行
く上で人との出会いはとても重要なものです。その出会いに感謝す
るとともに、先ずは私という人間を知ってもらう、思い出していた
だくために、さりげなく出来ることは、はがきを書くことではない
かというところに行き着いたのです。
仕事柄、人に出会うことは多く、それ自体が仕事であると言って
も良いでしょう。ですから、平均すると毎日書くはがきの枚数は、
最低でも5枚〜10枚、多い時には40枚以上になる時もあります。
もちろん、これは、最初に出会った時のみならず、時節のご挨拶や、
前回お会いできたお礼なども含みますから、年間では5,000枚
程になります。
私は、筆まめな方でも、達筆でもありません。文章を書くこと
自体が億劫な性質です。ですが、そんな私でも、その人のことを
一生懸命に想うと、するするっと文章が浮かんできます。『そう
いえば、昨日、こんなこといってたなぁ。』とか、『○○に興味あ
るみたいだったなぁ。』等など、その人との出会いをもう一度、自
分の中で反芻することで、よりその人の印象が自分自身も明確にな
り、短い文章ですが、何を書こうかが決まります。
そして、自分なりの文章をお気に入りのペンで書き、最後に自分
のスタンプを押して、記念切手などを貼って送ります。特に、
珍しいことはありません。スタンプも自分の名前を彫った
印鑑です。こだわっていることは、シャチハタは使わないこと、
どんなに忙しくても、直筆で書くことです。その理由は、はがきを
出すという行為、形式だけを全うするのではなく、きちんと相手に
真心で対応することを目的としているからです。お礼をするのに
手を抜くのであれば、やらない方が良いと思いませんか?
そんなことですから、はがきを書く場所は、自分のオフィスで
あったり、自宅だったり、移動中の新幹線の中だったりと、いろい
ろです。しかし、そのはがきは、全国どこから、どこへでも50円
で私の気持ちをその人へ運んで行ってくれるのです。
そして、このはがきを書き続けていると、こんなことが起こりま
した。
先月、私の知人が本を出版することになり、その出版記念パーテ
ィーに招待された時のことでした。そこで、その知人に紹介され、
ご挨拶をさせていただいた方がおりました。その時は、名刺交換と
立ち話程度でした。周囲からは会っておいた方がいい人だと言わ
れており、私自身も、何がどうだということではなくても、多くの
人と出会い、自らを高めていかなければならないと常々感じており
ましたので、機会あれば、きちんとお話したいと想っていました。
そのように想いながら、最初に出会ってから何回かはがきを送り、
つい先日、以下のようなメールをいただくに至ったのです。
「梅雨らしい一日です。さて、またまたお葉書有難うございました。
そろそろキチンと出逢うべきときが参ったようでございます。
小生、7/4(月)〜8日の週は全部空いております。ご都合の宜
しいときをご指定下さい。どうぞヨロシクお願い致します。」
私は、これは、シンクロニシティだと思いました。シンクロニシ
ティ(synchronicity)とは、共時性と和訳されますが、平たく言
えば、自分が心に思い浮かぶ事柄が現実の出来事に起こる、現実に
一致することです。このシンクロニシティは何もしないで、ただ居
ても起こることではありません。こうなったらいいなということを
想い描き、それに向かって何かしらの行動をしている時です。
普通、みなさんも、自分の想い通りになればどれほど良いかと考
えていると思います。私もそうです。いくら願っても、想い通りに
ならず、悔しい思いをしたことも何度もあります。しかし、どんな
に悔しがったところで、事態は変わりません。
そこで、自分が無理をせずに出来そうなことで、かつ続けられる
ことは何かと考えました。そして、人にされたら嬉しいことは何か
を。こうして、はがきを書くことを始めることになったのです。
最近では、このような体験が増えてきたので、私以外の人にも役
立つのではないかと、セミナーや講演会などではがきの話をさせてい
ただいております。
ある本では、シンクロニシティを人生で起こる不思議な偶然と解
釈されていましたが、これは、単なる偶然ではなく、自分の力が潜
在的に働き、あるタイミングで実現することだと思います。
皆さんもシンクロニシティな体験をしたことがありますか?
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※レポート部分のみを抜粋して掲載しております
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