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もぐら通信 vol.30 2006.01.22
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〜 目の前に起こる出来事が最良の教材 〜
お世話になっています。社報の原稿です。
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「いよいよ、年間で最大の繁忙期に入ります。営業第2部では昨年か
ら様々な取り組みを始め、1年が過ぎました。私なりに感じたことです
が、頭でわかっていても実行しなければ意味が無いことが、結構、日常
の出来事の中にあるということがわかりました。
ある本の中に『わかっていてもやらないのは、わかっていないのと同
じ事だ。』との一節を思い出しました。
その時は当たり前だと思っていましたが、今では頭だけの理解しかし
てなかったなと思います。挨拶・お礼状・気遣い・親切にする・約束を
守る等は、誰もが自分は実行していると思っていますが、実際のデータ
もしくは確認をすると、意外や意外、やれてない事が多いようです。
営業の研修等で紹介される、サンキューレターも知っていても出した
事がありません。忙しさにかまけて訪問が途切れているお客様もありま
す。今度行こう、今度行こうと思いながら、ずっと行っていない所もあ
ります。新規開拓が大事だと思っていても、具体的な計画もなく散発的
に行って次の話しの種が無くなり、行かなくなってしまったこともあり
ます。
昨年から始めたデータベース入力でやれてない事が色々わかりました。
『上記の内容です。』反省しきりです。
実際に行動してみて、次の行動を考え、何時までにするかを、データ
ベースに入力しています。お客様毎に入力していますので、次に何をす
るかがはっきりし、忘れる事も少なくなりました。もちろん担当を割り
振っていて、『今週がタイムリミットですよ。』、『葉書を出してくだ
さい。』、『何件未訪問がありますよ!』と部内全員で声を掛け合って
います。
従来の悪い習慣がかなり改まってきたように思います。これからも進
化する営業第2部を目指して頑張っていきます。」
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これは、私宛に届いた1通のメールでした。
丸1年半、お手伝いさせて頂いている会社のある社員さんからのもの
です。社報に掲載されるということで、その原稿を私にも送ってくださ
いました。
メールの送り主であるこのKさんですが、1年半前には、まさか社報
に載るなんて、周囲の誰もが想像できませんでした。恐らく当の本人が
一番そう思っていたことでしょう。
私たちが出会った頃のKさんは、営業マンとしての覇気を失ってい
ました。営業成績も芳しくなく、周囲からの期待も薄れ、すっかりや
る気をなくしていました。営業で外出の途中、車の中で寝ていたこと
もあったそうです。そんな状況だったので、到底、仕事に楽しみを感
じられるような毎日ではありませんでした。
そんな中、営業部を中心にある取り組みが始まりました。この取り
組みとは、お客様とのやり取りを日々データに残し、名刺交換した際
や、見積もりをもらった際などには、はがきを送ったり、楽しく役立
つ情報を定期的に送りながら、お客様との関係を深めていくというも
のでした。
はじめは、面倒くさい、こんな活動だけで売り上げになるものかと
Kさんは思っていました。しかし、一つ一つはとても簡単なことでし
たので、とりあえずやってみることにしました。この小さな一歩が後
々、大きな一歩につながることとは予期せずに・・・。
数ヶ月たった頃からKさんとその周囲の様子が変化し始めました。
Kさんはコツコツと言われた通り、はがきを出してみました。すると、
お客様から返事が来るようになり、商談が増えてきました。そして、
新規での取引件数も増え、最近では、会社に遅くまで残っている姿が
しばしば見られるようになったのです。
ある晩、部長さんがKさんに声を掛けました。すると、
「このやり方、すごくいいですね。仕事がやり易くなりました。遅い
時間になっていますが、大丈夫です。なんか、楽しいんですよね。」
と。
そんなKさんに、部長さんはそっとお願いしました。
「今度、社内報にKさんが感じたことを書いてくれませんか。」
以前のKさんはきっと誰より、自分自身が駄目だと思い、自信を
失っていたに違いありません。その心がいっそうKさんを無力にし
ていました。しかし、もう、1年半前のKさんはいません。これま
での自分を見つめ、受け止めることが出来ました。そして、仲間と
声を掛け合ったり、助け合ったりすることの大切さも感じることが
出来ました。 今あるのは、前を向いて、着実に歩き出し、さらに
進化し続ける自分を心待ちにするKさんでした。
そんなKさんの素直な、そしてさわやかな気持ちが原稿から伝わ
ってきました。
才能、素質、運命・・・etc、その人に持って生まれたものという
ものが確かにあるかもしれません。しかし、それよりも、もっと人
を左右するものは、心のあり方にあるのではないかと思います。
自分を駄目にするのも自分、良くするのも自分次第。出来ていな
い現実から逃避するのではなく、自分を見つめ、自分を信じ、出来
ることから少しずつでもチャレンジしていく。すると、出来なかっ
たことかが可能になり、さらに自分が高まっていく。心のあり方が
そのまま結果として現れてくるのです。
すべての事象は我が心の反映なのです。
−end −
※レポート部分のみを抜粋して掲載しております
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