PDRを設立する以前、私は、半導体商社にて9年間、主に営業として新規のお客様作り、見込客作りを担当して参りました。
当時、私が最も注力したことは、商品に関する詳しい説明でもなく、駆け引きの交渉術でもなく、今、一番何がお役に立てるかという事を、お客様にお聞きし、精一杯それに応え、定期的にお付き合い出来る関係をつくっていくことでした。この想いは、半導体という、一見、専門知識が必要そうな商材を扱いながらも、売上げと利益拡大に大きく貢献しました。

そのような中、私が一営業担当だった時代に行っていた営業手法を組織化したPDRグループ(株式会社PDRの前身)が設置され、私はリーダーに就任しました。見込客も含めた顧客データベースを構築し、それをメンテナンスからセールスプロモーション、見込客の発掘やeメールでのNEWS配信、セミナーの告知・集客・エントリーにまで活用できる仕組みへ発展させていきました。PDRグループは、今でいう、データベースマーケティング、またはCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)といった機能を果たしていたのです。
この取り組みによって会社の業績が上がるにつれ、他業種、他業界の方からもお問い合わせをいただくようになりました。そこで、そのPDRグループが行っていた顧客管理手法を、様々な業界業種の企業様に、実践レベルでアドバイスさせていただいたところ、多くの評価を受けたまわる結果となりました。
半導体商社時代の実績等は、「お客さんに良くなってもらいてぇんです。」の本でもご紹介させていただいております。

こうした経緯で、2001年1月、顧客管理手法とインサイドセールスを専門にする、株式会社PDRとして独立しました。現在までに数百社の企業様に、顧客との接点作りから見込客作りの仕組みを提案して参りました。
初めてお会いした方に、「何の会社ですか?」 とよく聞かれるのですが、私は「顧客管理手法とインサイドセールスの仕組みをご提案する会社」と申し上げております。
私の実際の営業経験からも感じたことですが、こうした手法は、初めての顧客接点から受注に至るまで1年から1年半程時間がかかります。すると、よく「そんなに待てない」と企業の方々からお声をいただきます。
しかし、たとえ短期的に注文につながったとしても、そのお客様から、次のタイミングも続けてご注文をいただける確率はどの程度あるでしょうか?私どもは、そのようなお客様とのつながりは一過的なので、継続の契約は難易度が高いと考えます。そうなると、一度注文をいただいたお客様に、再度顧客化していただくために、また最初からコストを繰り返しかけていくことになりかねません。
一方、「急がば回れ」ではございませんが、1年から1年半かけて、じっくり関係を築き注文に至ったお客様は、十分なコミュニケーションがとれているので、その後もお客様が必要とする度、継続してお付き合いのある可能性が高いのです。
私どもPDRは、このように中長期的にわたり、お客様との関係作りを行うための、顧客管理手法を、これまでご提案して参りました。そして、これからも、営業する側にも、お客様側にも、お互いストレスのない、本当に真心のこもった営業の仕組みを、ご提案していきたいと考えております。

株式会社ピー・ディー・アール 代表取締役社長
![]()