【Vol.11】 インサイドセールスの名脇役、はがき

メールマガジン

2010年最初の配信となります。今年も「インサイドセールスの肝」をどうぞ宜しくお願いいたします。

 さて、新年のご挨拶といえば年賀状。2010年用年賀状の引き受け 枚数は前年比1.6%減の28億5400万枚だったそうです。 6年連続で減少しているそうですが、年賀状をもらうと嬉しいものですよね。パソコンやプリンターの普及で写真やイラスト入りのかなり凝ったはがきをもらうことも多くなりましたが、手書きのメッセージにはかないません。たった1行でも自分のことを考えてくれた気持ちが嬉しく、思わず何度も読み返してしまうものでしょう。 

 そんなはがきを新年や季節のご挨拶だけではなくビジネスシーンでも有効活用している方が増えています。弊社でも年賀状ではありませんが1年の感謝を込めて、その年に出会った方、一緒にお仕事をさせていただいた方々、古くから応援してくれている方々などにクリスマスカードを送っています。 そして、必ず一言でも手書きのメッセージを添えております。このような活動を設立当初から行っていたこともあり、ここ数年ではがきによる関係づくりをテーマにした講演やミニセミナーを行う機会も増えてきました。 

 そして、ここ最近もはがきをきっかけにちょっとした動きがありました。いくつか事例をご紹介しましょう。

事例1) 2006年に弊社がコンサルティング支援させていただいたお客様から こんなお便りをいただきました。「転職先の会社で、営業面の課題があり ます。ご相談したいです。」この方とは契約が終了してもはがきのやり取りを 続けていました。近況報告もかねて近々お会いする予定です。

事例2)  これは、弊社代表の著書「三行はがき術」 (http://www.pdr2001.com/seminers_books/books/index.html)を読み、 はがきを書き始めたT社長のお話です。 ゴルフ場を経営しているT社長の知人が癌になってしまいました。ささやかではありますが、マメにはがきを書き、知人を励ましていました。すると、その知人はゴルフ場の照明にとLEDをプレゼントしてくれたのです。しかもそれは、数百万円相当になるものでした。後で話を聞くと、T社長からのはがきにとても勇気づけられたお礼とのことでした。 

 このようにはがきは、人と人とをつなぐものだと考えております。そこには、単なるこちらの想いだけではなく、相手を想う気持ちがありその繰り返しや、積み重ねの結果がこのような事実となって起こってくる ものだと思います。

 よって、はがきは(はがきだけではないでしょうが)継続してこそ、 相手にその想いが伝わるということなのですが、継続しやすい特徴がはがきには あります。

 はがきは手紙に比べ簡易的で、オープンなため送るほうも受け取るほうも気軽であるということ。また、電話よりも相手の都合や時間を束縛しません。それでいて、メールにはない温もりやその人らしさを感じることができます。

 ですから、はがきは継続しやすく、しばらくご無沙汰している方でも、違和感なく その関係の再開や維持・構築することが可能です。そして、自分の想いをさりげなく 確実に伝えることのできるツールといえるのではないでしょうか。

 実は、このはがきも広い意味でのインサイドセールスだと捉えています。 インサイドセールスは簡単に言えば、非訪問による営業活動となりますが、直接会わずしても継続的にコミュニケーションを図りながら、顧客関係を構築していく活動はまさにインサイドセールスです。

そして、このはがきは、前述したとおり他のチャネルにはない特性をもっており、 時間をかけながらじっくり関係醸成をしてくれるインサイドセールスの名脇役なのです。

 はがきを送ったからといってすぐに売上に繋がるわけではありません。 しかし、出会った縁を感謝しそれを積み重ねていくことでお客様といい関係を築くことができ、そしてそれが将来的な売上に繋がってくるものだと思うのです。

 たった50円で全国各地を営業してくれるはがき。 書き始めると皆さんにもきっといいことがやってくると思います。